
前回、2,000万円の財源確保に関わるテーマの話を
しましたが、その続きでもう少しファイナンシャル
プランナーの視点からまとめてみます。
『金融庁:高齢社会における金融サービスのあり方』
によれば、個人の金融資産は、従来60歳で退職金
を受取った直後がピークになり、その後すぐに仕事
をリタイヤし、すぐに資産を取り崩し、減少の一途
をたどるというパターンが多かったようです。
しかし人生100年時代と考えますと、退職時期を
延ばして取り崩し時期を遅らせたり、資産がピーク
を保つ状態を一定期間維持し、資産の減少カーブを
緩やかにする必要があります。
その為には、就労中には、以下のような事を考慮し
ておく必要が有ります。
・現役時代からの継続的な資産形成
・退職後の仕事の継続の仕方
・老後資金の見える化や目標設定
・退職金の受け取り方や活用方法等
を考えておく必要がありますね。
また、セミリタイヤ時期の資産の有効活用と取り崩
し時期においては、
・資産を運用しつつ維持する期間を延ばす
・取り崩しやすい金融商品やサービスを考える
・住み替えや住宅資産の有効活用の仕方
・保険等を活用した資産の円滑な世代間移転の方法などの継承
・循環型低コストライフスタイル等への再考 等
について考えをまとめておく必要があります。
また、世代間の資産の継承については、終活という
テーマで個人の残しておくべき金融データをまとめて、
預ける人に渡すというソフトウエアもあります。
見直しを含め、貯蓄性を考慮する保険等について
ご相談がおありの場合はグッドリンクまで問合せ下さい。
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